グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)について

グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC®)(The Global Sustainable Tourism Council (GSTC®))は、持続可能な旅行と観光のためのグローバルスタンダードであるGSTCクライテリア(基準)を管理しています。また、持続可能な観光の認証機関に対する国際的な認定も提供しています。

グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC®)は、GSTC クライテリア(基準)と呼ばれる持続可能な旅行と観光のためのグローバルな基準を設定し、管理しています。基準は2つあります:公共政策立案者やデスティネーション・マネージャー向けの「地域向け基準」と、ホテルやツアーオペレーター向けの「観光産業界向け基準」です。GSTC基準は、観光における持続可能性に関する共通言語を開発するための世界的な取り組みから生まれたものです。基準は、A)持続可能な経営、(B)社会経済への影響、(C)文化への影響、(D)環境への影響、の4つの柱で構成されています。観光地にはそれぞれ文化、環境、習慣、法律があるため、基準は現地のそれぞれの状況に適応できるように作られており、特定の場所や活動に対する追加基準で補う事ができるように設計されています。

GSTC基準は、ホテル/宿泊施設、ツアーオペレーター、および観光地が持続可能な方針と慣行を備えていることを認証する認証機関の「認定」のための基礎を形成しています。GSTCは、製品やサービスを直接認証するのではなく、パートナーであるASI/Assurance Services Internationalを通じて、認証機関を「認定」するプログラムを提供しています。

GSTCは独立した中立の組織で、米国で非営利団体(501(c)3)として法的に登録されており、持続可能な観光におけるベストプラクティス達成に向けて努力している国や地方政府、大手旅行会社、ホテル、ツアーオペレーター、NGO、個人、コミュニティなど多様でグローバルな会員に支えられて活動を行っている国際非営利団体です。本部を持たないバーチャルな組織であり、6つの大陸すべてにスタッフやボランティアがいます。寄付、スポンサーシップ、会費などの財政的支援により、低予算でのサービス提供、GSTC基準の作成、改訂、公開をすることが可能になっています。また、GSTCはISEALのコミュニティメンバーです。

GSTC会員は、ご関心のあられるすべての方にご加入いただく事が可能ですが、会員になる事自体は、会員組織の方針と実践をGSTCが会員の方に対して承認していることを意味するものではありません。and does not by itself imply endorsement by the GSTC of the policies and practices of the member organization.

より詳しい組織情報については、 GSTCの組織体制 、GSTCの法的地位および財務報告書をご確認ください。

GSTCには、いくつかのロゴがございます。詳細については、 GSTCロゴ使用ガイドラインのページをご覧ください。

GSTCについて

ビジョン:
観光は、社会的、文化的、経済的利益をもたらす手段としてその潜在能力を発揮する一方、その活動から生じる環境や社会への悪影響があるため、その悪影響を排除・回避していく事を目指す。 

ミッション:
持続可能な観光の実践に関する知識、理解、採用、需要の拡大を促進することにより、持続可能な旅行と観光の世界における変革の担い手となる。

GSTC のビジョンとミッション達成のため、以下の活動を実施しています:

国際基準の策定 – GSTC クライテリア

GSTC クライテリア は、旅行と観光における持続可能性のための国際基準: 

  • GSTC 観光産業向け基準 – ホテル・宿泊施設とツアーオペレーター・旅行代理店のための詳細なガイダンスを含む、あらゆるタイプの観光関連事業のための指針
  • GSTC 地域向け基準 – 政策(国、地方など)および地域管理のためのガイダンス

GSTC 基準は、持続可能な旅行と観光の包括的な定義を提供しており、その基準は持続可能性に関する4つの柱で構成されています:

  1. 持続可能な管理
  2. 社会
  3. 文化・コミュニティ
  4. 環境

持続可能な観光を保証する方法の提供

認定(Accreditation): 実際の認定実務を担うASI(Assurance Services International)と提携し、ホテル・宿泊施設、ツアーオペレーター、観光地などを持続可能であると認証する認証機関に対して、認定サービスを提供しています。認証と認定の違いについては、こちらの認証と認定の違いをご覧ください。

GSTC承認(Recognized)” については、基準やシステムに対するものになっており、認証制度を認定する事とは異なります。GSTCでは、他の組織の持続可能な観光の基準や内部システムが、特異な専門用語なども含め、その基準がGSTC基準に準拠しているかどうかを正式に示す「保証」スキームも提供しています。

詳細はこちらをご確認ください:認証、認証機関の認定、基準の承認の違いについて

地域を持続可能にしていくために

デスティネーション・スチュワードシップ” とは、公共部門、民間部門、地域社会の住民が共同で、観光地を保全・保護した上で、観光客からの経済的利益を得るための枠組みを指す言葉です。

GSTC 地域向け基準 および地域プログラムは、心から持続可能で責任ある観光の管理・運営を目指す地域を支援します。

マーケットアクセスの促進

GSTCは、GSTC基準を広く市場に普及・適用させることを促進しています。持続可能な旅行や観光に対する需要を高め、旅行者の信頼を得ることを最終目的として、GSTCは大手のOTAや旅行業者と密接に協力しながら、市場の潜在力を高めるための機会や解決策を見出すべく活動しています。

知識の向上

GSTC は、持続可能な観光の優良事例が業界と旅行者に適用・実施されることが確かなものとなるために尽力しています。GSTC持続可能な観光トレーニングプログラム(STTP)は、教育・トレーニングワーキンググループの支援を受けながら、持続可能な実践への移行を促進するための最新のツールやリソースの使用を用いたトレーニングをマネージャーや現場担当者等に提供しています。トレーニングコースは、ホテル及びツアーオペレーターのマネージャーやスタッフ、地域管理者、政府関係者、コンサルタント、NGO、学術機関など、観光業界の幅広い専門家に適した内容になっています。

GSTCのミッション、活動、組織の詳細はこちら

GSTCの歴史

2007年、レインフォレスト・アライアンス、国連環境計画(UNEP)、国連財団(UN Foundation)、国連世界観光機関(UNWTO)は、32社の観光業界における名立たる企業・組織パートナーとともに「グローバル・サステナブル・ツーリズム基準のためのパートナーシップ」を発足させました。その目的は、普遍的な持続可能な観光原則の適用を用いて、持続可能な観光のための共通言語を標準化することでした…

GSTCの歴史の軌跡